2019年05月28日

生活関連、値上げじわり 北陸の企業、コスト増で

情報元 : 生活関連、値上げじわり 北陸の企業、コスト増で北國新聞社 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00735195-hokkoku-l17

 北陸のクリーニングや食品など生活関連の企業で、値上げの動きがじわりと広がっている。慢性的な人手不足で人件費や運送コストが上昇し、価格転嫁に踏み切って採算を確保するケースが目立つ。10月に予定される消費税増税を前に、「企業努力はもう限界」(食品業関係者)との声も出ており、家計を徐々に圧迫し始めた。
 クリーニングのヤングドライ(富山市)は、石川や富山の一部店舗で料金を値上げした。会員向けのワイシャツ料金は税込みで1枚108円から140円とした。ワイシャツを値上げするのは、消費税率が5%から8%にアップした2014年以来、5年ぶりとなる。
 ヤングドライは北陸三県を含む2府8県で約600の直営・取次店を展開する。ワイシャツ料金は約8割の店舗で140円とし、価格競争が激しいエリアは108円を据え置いた。スラックスや男女の上着も10円値上げした一方、子育て世代への配慮から全店舗で学生服は50円、スニーカーは200円それぞれ値下げした。
 ヤングドライの砂川宏顧問は「人件費や輸送費が高騰し、もう現状価格では持ちこたえられない。消費増税後はさらに厳しい環境になる」と述べた。
 食品関連企業も値上げに動く。直源醤油(金沢市)は6月の出荷分から、しょうゆとみそ計106品目を8~10%値上げする。物流費や原材料費、包装資材費の高騰を受けた措置で、値上げは11年ぶりとなる。加賀味噌食品工業協業組合(白山市)も5月から一部のみそを1キロ当たり20~30円値上げした。
 オムレツや卵焼きの製造・販売を手掛ける三和製玉(富山市)は、4月から取引先と値上げ交渉に入っている。物流費が10~20%上昇し、派遣社員の人件費も膨らんでいるためである。業務用の卵焼きなどは10%程度の値上げを要望している。
 ただ、スーパーなどの小売店は値上げを受け入れないケースが多い。三和製玉の松永豊社長は「単価が安く利幅が薄い商品なのでコスト増の影響は大きい。取引先に理解してもらえるよう、お願いしていきたい」と力を込めた。
 スギヨ(七尾市)も主原料のすり身の世界的な需要拡大を受け、昨年5月に価格改定を発表した。値上げに向けて小売店などと交渉してきたものの、担当者は「実際には値上げできていない」とこぼす。一部の商品では価格を変えずに内容量を減らしたり、特売の回数を減らしたりするなど対応に苦慮している。
 ある食品業界関係者は「物流費や原材料費などコストは上がる一方であり、業務の無駄の排除など企業努力だけでは限界にきている」と語る。価格競争や小売店との関係から、値上げしようにも実現が困難なケースが多いという。消費税増税まで4カ月余りとなり、各社は難しい判断を迫られている。


posted by ちぇき at 10:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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